海開きはいつ? 子どもと海水浴に行く際に注意すべきことも解説します
夏のお出かけスポットと言えば定番なのが、海。
子どもと一緒に海水浴に出かけようというママさんパパさんも多いのではないでしょうか。
この記事では、海開きの時期や持ち物、子どもと海水浴に行く際に注意すべきことなど、子どもと海水浴に行く前に知っておきたい情報をまるっと解説します。
是非参考にしてみてください。
目次
海開きはいつ? その判断基準は?
海水浴シーズン終了はいつ?
海開き前の海水浴は自己責任(危険なため非推奨)
お盆に海に入ってはいけないと言われる理由は?
子どもと海水浴に行く際に注意すべきこと
子どもと海水浴に行く際に持っていくべき持ち物
【まとめ】海開き中に海水浴を楽しみましょう
海開きはいつ? その判断基準は?
まずは海開きについて解説します。
海開きの時期は?
海開きとは、一般的にその年に初めて海水浴場を解放する日を指します。また、その日に行われる行事のことを海開きと呼ぶこともあります。行事としては、海水浴シーズン中の安全を祈願して神事を執り行うことが多いです。
海開きが行われる時期は地域によっても異なりますが、西日本では7月上旬ごろ、東日本では7月中旬頃が中心ですが、沖縄では3月下旬から4月と早い時期に行われています。
日本で最も海開きが早い場所は小笠原諸島の父島。この場所では元旦に海開きが行われています。
また、年によっても海開きの時期には多少変動があるようなので、出かけたい地域の観光協会サイトなどをチェックしておくとよいでしょう。
海開きの判断基準とは?
海開き前には必ず各自治体で水質調査を行い、その結果を公開しています。
これは水質汚染による被害を避けるために行われているのです。
環境省が定めた調査項目は、ふん便性大腸菌群数、透明度や放射性物質濃度のほか、油膜の有無、COD(化学的酸素要求量)。
水質判定の基準は、適合水質AAから不適までの5段階に区分されており、それにより海水浴が可能かどうか判断しています。
この厳密な水質調査で海水浴が可能と判断され、その後1週間の海水温度が20度前後になると、いよいよ海開きができます。
海水浴シーズン終了はいつ?
海水浴シーズンがいつまでなのかも地域やビーチ、年によって異なります。
西日本では8月末頃、東日本では8月下旬ごろを海水浴シーズン終了の目安としていることが多いです。気温が高い地域である沖縄では10月頃まで遊泳可能であるようです。
しかし、海水浴シーズンの終わり間際は、海が冷たかったり、沖縄では台風がよく発生するようになったりと、海水浴にそぐわない気候であることが多いです。
可能な限りシーズン真っ盛りの時期に海水浴に行くと、安心して海を満喫できるのでおすすめです。
海開き前の海水浴は自己責任(危険なため非推奨)
海開き前に海に入ってはいけないという決まりはないので、人込みを避けるためにも海開き前に海に入ろうと思う方もいるかもしれません。
しかし、海開き前はまだ海水浴場がオープンしていないため、管理者やライフセーバーがいません。遊泳区域も決まっていないため、アクシデントがあっても全て自分たちで対処しなければいけません。
海はどんなに泳ぎが上手い方でも、大きい波によって流されてしまったり水着が海藻に引っかかってしまったりして溺れてしまう可能性が充分にあります。
海開き前はもちろん、海水浴場が閉設されたあとも海には入らないようにしましょう。
お盆に海に入ってはいけないと言われる理由は?
「お盆の海水浴はいけない」とよく言われていますが、その理由は何故なのでしょうか?
以下にまとめてみました。
土用波が発生しやすい
立秋の土用の時期を境に、日本近海や南方では台風が発生しやすくなります。
台風が海水浴場に直撃しなければ大丈夫と思ってしまいますが、実は、台風は遠方でも強い影響を与えるのです。
台風周辺で発生した波は大きな波となって日本の沿岸まで押し寄せてきます。この波のことを古くから「土用波」と呼ぶのです。天気が良かったり海水浴場の風が弱くてもこの土用波は押し寄せてくることがあり、この波にさらわれてしまうといった事故の危険性もあるので十分に注意が必要です。
クラゲの被害が出やすい
お盆の時期はクラゲが大きく成長する時期です。
土用波の影響で外洋にいたクラゲが波に流されて北上し、8月頃に日本各地の沿岸に姿を見せるようになります。そのためお盆の時期はクラゲに刺される人が増えるのです。
クラゲに刺されてしまった場合、自分での応急処置はかえって危険な場合もあります。刺されてしまったら、監視員に声をかけたり救護室に行くようにしましょう。
離岸流が発生しやすい
離岸流(りがんりゅう)とは、海岸に打ち寄せられた波が沖に戻ろうとするときに強い流れが発生する現象のことです。遠浅で海外線が開けている場所など、安全に見える場所でも発生するのが特徴で、知らないうちに沖に流されてしまうこともあるため注意が必要です。
お盆の時期は波が高くなるため、勢いの強い離岸流が発生しやすくなります。
離岸流は防波堤や桟橋などの人口構造物付近や外洋から近い海岸、遠浅で海外線が開けた場所などで起こりやすいと言われています。
人口構造物には近寄らないこと、浅くても不用意に沖のほうまで行かないようにして、水の流れに注意して水遊びを行いましょう。
子どもと海水浴に行く際に注意すべきこと
それでは子どもと海水浴に行く際に注意すべきことは何があるのでしょうか。
以下にまとめました。
子どもから目を離さない
特にトップシーズンの海水浴場の混雑は激しいです。少し目を離したすきに子どもがはぐれてしまうといったケースが良くあります。
また子どもは小さいために波打ち際でも少しの波によって転倒したりさらわれてしまうこともあります。子どもは水深10cmとかなり浅い場所でも溺れてしまう可能性があります。
幼い子どもとは手をつないで歩いたりして、極力目を離さないように気を付けましょう。
紫外線や熱中症対策を行う
海岸では強い夏の日差しが砂に反射し、空と同様地面からも紫外線が肌に突き刺さっていきます。子どもの肌は敏感なため、急な日焼けで皮膚が炎症を起こしてしまうことも考えられます。子ども向けの日焼け止めや帽子、パラソルなどを持っていくようにしましょう。
また、海では熱中症にも気を付けましょう。陸上では暑い時に汗をかくと蒸発時の気化熱で体温を下げることができますが、水中では汗が蒸発しないため熱が下がりにくくなります。特に子どもは夢中になるとのどの渇きなども忘れて遊び続けてしまうので、気が付いた時には体調が悪化してしまっている、というケースもあります。定期的な水分や塩分の補給を忘れずに行うようにしましょう。
クラゲなど危険な生き物に注意する
海水浴場ではクラゲなどの有毒生物に遭遇することもあります。子どもは好奇心旺盛のため、そういった有毒生物に自ら近づいて行ってしまい、被害に遭うこともあります。
行く予定の海岸にはどのような危険生物が現れるのかを事前に調べておき、子どもにも見かけたら近づかないように言っておきましょう。
また、クラゲ対策としては肌の露出を抑えたラッシュガードやウェットスーツを着用して肌の露出を抑えたり、クラゲ除けのクリームを塗ることも有効です。
子どもと海水浴に行く際に持っていくべき持ち物
海水浴にはどのようなアイテムを持っていくべきなのでしょうか?
以下に持っていくべき基本的な物とあれば便利な持ち物をまとめてみたので海水浴に行く前にチェックしてみてください。
基本的な持ち物
・水着
・バスタオル
・帽子
・日焼け止めやパラソル
・救急グッズ
・レジャーシート
・飲み物
日焼け止めは紫外線対策のために必須級です。熱中症対策に飲み物は十分に用意しておきましょう。
持ち物が増えてしまうのを避けたい場合には、必要最低限のものをもって、そのほかは現地で買ったり借りたりすると荷物を減らすことができるでしょう。
あると便利な物
・浮き輪
・ウェットシート
・保冷剤
・うちわ
浮き輪があると泳ぎが苦手な子も海を満喫できるでしょう。浮き輪を使っても転覆したり身体がすり抜けたりする危険性があるので目を離さないように注意してください。
また、保冷剤やうちわは暑さ対策に便利です。
楽天市場に出店しているサンホープでは、浮き輪やタオルなど子どもの水遊びに欠かせないアイテムがたくさん揃っています。
以下のURLから是非チェックしてみてください。
サンホープURL:https://item.rakuten.co.jp/sanhope/c/0000000265/
【まとめ】海開き中に海水浴を楽しみましょう
いかがだったでしょうか。
この記事では海開きがいつなのかといったことから、お盆中に海には入らない方が良い理由、子どもと海水浴に行く際に注意すべきことや持ち物などについて解説しました。
海開き期間外に海に行くと、思わぬ事故の危険性があります。
海開きの期間に行って、海水浴を満喫しましょう。
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