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【理論・無機・有機】化学の受験勉強でおすすめの参考書・問題集まとめ

みなさんこんにちは。栃木県宇都宮市で学生服や体育着などのスクール用品の販売のお手伝いをしている株式会社三和商店の広報担当です。
私たちの業態は小売業ということで、新型コロナウイルス下の環境に慣れるのになかなか時間がかかりましたが、ワクチンが広く普及したことで徐々に営業活動を進めやすくなり、化学のありがたみを感じています。
そんな化学ですが、理系科目の中では暗記事項が多かったり、細かい計算が必要であったりで苦手意識を持ってしまう人も多いと言います。今回は、外部ライターの方に、化学の受験勉強でおすすめの参考書・問題集を理論化学・無機化学・有機化学別にまとめてもらいました。

理論化学の受験勉強でおすすめの参考書・問題集

実戦化学重要問題集

化学の重要問題集は、最もポピュラーな化学の問題集だと思います。進学校だと、受験対策の一環で配布するところも多いのではないでしょうか。
この問題集は化学の頻出問題のパターンについては、基礎的な問題から最難関大学の過去問まで、幅広くコンパクトにまとめられています。解説も非常に丁寧なほか、出版元が数学でおなじみの「チャート式」を販売している数件出版ですので、誤植などが非常に少なく、安心して学習を進めることができます。

無機化学の受験勉強でおすすめの参考書・問題集

実戦化学重要問題集

理論化学で紹介した重要問題集ですが、無機化学の勉強でもおすすめです。
とはいえ、無機化学は暗記がメインで、物質の性質や反応式を網羅的に学習する必要がありますので、もし演習量に不安がある人は、後で紹介する「化学の新演習」も併せて学習することがおすすめです。

理系大学受験 化学の新研究

こちらは参考書・問題集というよりもある種の辞書本です。一部高校範囲を逸脱したマニアックな内容も収録されていますが、すべてに目を通す必要はないので一冊机に置いておいてもよいでしょう。

無機化学は基本的に暗記で対応できる分野ですが、教科書に載っている内容をすべて覚えれば受験で合格点を取れるとは限りません。一部の最難関大学では、かなりマニアックな知識を問われるような記述問題が出題される場合もあります。そのため、「見たことあるかも」というレベルで良いので、無機化学については広く浅く、やや踏み込んだ内容についても目を通しておくのがおすすめです。

理系大学受験 化学の新演習

先ほど紹介した「化学の新研究」の問題集版が、「化学の新演習」です。基本的には、重要問題集と似たような構成になっていますが、こちらの方が難易度がワンランク上となっていて、旧帝大を受験する人で化学を得点源にしたい人向けの構成となっています。

しかし、確かに理論化学はかなり難易度の高い問題も一部含まれているのですが、暗記が中心の無機化学ではかなり網羅的に問題がまとめられているので、難関大を目指す人にはおすすめです。特に全部解く必要もなく、志望校で頻出の問題パターンがあれば該当する問題だけ繰り返し解いておくのもよいでしょう。

有機化学の受験勉強でおすすめの参考書・問題集

実戦化学重要問題集

理論でも無機化学でも紹介した重要問題集ですが、有機化学でもおすすめです。しかし、後述の通り、有機化学は勉強すればするほど点数が伸びることもあり、この本一冊だけだと志望校によっては十分ではないというケースもあると思います。もし二回くらい解きなおしても模試などの点数が伸び悩んでいる場合には、下記の二種類の問題集も部分的に解いてみるとよいでしょう。

有機化学演習 (駿台受験シリーズ)

こちらは、大手予備校の「駿台」が出版している「有機化学」に特化した問題集です。暗記中心の理論化学も同様ですが、有機化学は努力が結果に繋がりやすい領域であると言われており、基本的に勉強すれば勉強するほど得点に結びつきやすいです。また、パズルのような形式の問題が多く出題されるため、計算ミスなどによる失点が少なく、慣れてしまえば模試などの点数が安定しやすいのが特徴です。

そこでおすすめなのが「有機化学演習」です。有機化学に特化した問題集でありながら、かなりの問題が掲載されているので一通り解き終われば有機化学で演習不足ということはなくなるでしょう。しかし、学校の勉強と並行してこれをすべて解くのは時間的に相当難しいので、カリキュラムが早い中高一貫の進学校や浪人生、あるいは英語などの他の科目が得意なので化学に時間を割けるという現役生が対象になりそうです。

理系大学受験 化学の新演習

無機化学でも紹介した「化学の新演習」です。一部かなり難しい問題も収録されていますが、入試頻出レベルの問題も多く含まれています。過去問を解き始める前に手を付けるのは少し難しいかもしれませんが、もし志望校の過去問を解いてみてこれまで解いてきた問題と比べてかなり難易度が高いように感じる場合には頻出分野だけでも解いてみるのがおすすめです。

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いかがでしたでしょうか。化学はインプットした知識をベースに緻密な計算を素早く解く必要があり、苦手意識を持ってしまう人も多いようです。しかし、「化学」と一括りにせずに、「理論化学」「無機化学」「有機化学」とそれぞれ分けて考えて、自分自身が「何ができて」「何ができないのか」をはっきりさせて、欠けている知識のインプットや問題演習を繰り返し行っていけば間違いなく合格点は取れるはずです。

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