高校生のローファーで人気の色は?初めてのローファー選びのポイント
高校生になると、ローファーを履く機会が増えます。ローファーを選ぶときは、おしゃれに敏感な高校生にふさわしいデザインや色だけでなく、また成長期にあるため足に合うかどうかもしっかり見極めることが大切です。
ここではこのような「ローファー選び」に必要なポイントについて解説します。
目次
ローファー選びの重要性
ローファーのデザインの種類
ローファーの素材ごとのメリット
ローファーの色はどう選ぶ?
痛くないローファー選びのコツ
ローファーで困ったときの対策
高校生のローファーはきちんと選ぼう
ローファー選びの重要性
高校生になって、自分のローファーを初めて買うという方もいるでしょう。進学への楽しさを優先するあまり、実用面をあまり考慮しないかもしれません。
しかしローファーは、毎日のように履くものです。学校によっては、ローファーのまま授業を受けることもあります。ポイントを押さえ、適切にローファーを選びましょう。
靴選びは失敗すると体調に影響する
スニーカーなどと違い、ローファーは足の甲の高さや幅を調整することが難しい靴です。「成長期だから」と大きめのものを履いていると、すぐ脱げてしまいます。一方、ぴったり過ぎるサイズを選ぶと、しばらくして足の指が痛くなるといったトラブルが起きてしまいます。
我慢して履いている高校生も、少なくありません。しかし、やがて歩き方や姿勢に影響し始め、靴ずれや足の疲れ、ひいては内反小趾・外反母趾になるなど、足だけでなく体全体の状態を悪化させてしまう可能性があります。
ローファーが学校の指定であれば、できる限り悪影響のないローファーを選ぶことが必要です。
ローファーは靴紐よりフィッティングが難しい
ローファーには、靴紐がありません。素材は合皮か本革で、形がしっかりした硬めの靴です。履いていればある程度は足の形に合ってくることもあるでしょうが、合うまでの期間は靴ずれや痛みが生じるかもしれません。
できるなら足が痛まず、緩すぎないジャストフィットのローファーがベストです。スニーカーや紐靴なら多少合わなくても調整できますが、ローファーでは足の形が一人ひとり違うこともあり、ぴったりなものはなかなか見つかりません。
靴紐がないローファーはベストなフィッティングが難しい、選ぶのが難しい靴だといえます。
ローファーのデザインの種類
制服にもセーラー服やブレザーなど種類があるように、ローファーにも種類があります。ローファーの種類によって、ふさわしい場面や場所があるものです。とくに通学用となると、選べるローファーは限られてきます。
ここではローファーの種類を4つ紹介し、それぞれ適している場面とその理由について考えてみましょう。
学生用の定番のコインローファー
コインローファーは、甲にあたるところに切れ込みの入ったサドルというパーツがついているローファーです。諸説ありますが、アメリカで学生が、サドルの切れ込みに1セントコインをはさんでいたことが名前の由来とされています。
コインローファーは、ローファーの中で定番といわれる種類です。ローファーといえばコインローファーといえるほどで、昔から学生の標準靴として人気があります。いろいろな種類の制服にもマッチしやすいので、初めて買う方にもオススメのタイプです。
金具の付いたビットローファー
甲にあたる部分に金具の付いたパーツがついているのが、ビットローファーです。ビットとは乗馬で使う馬具を模した金具「ホースビット」の略で、イタリアの有名ブランドGUCCI(グッチ)が発明しました。
ビットがアクセントとなり、ローファーとしてもどこか高い格式を感じさせます。エレガントな雰囲気があるため、他とは違ったおしゃれなローファーを好む方にオススメです。
ただし、学校によっては校則で禁止されている可能性があります。また、メッキ加工のビットだと剥がれてしまって見栄えが悪くなる点には、注意が必要です。
フォーマルな印象のタッセルローファー
甲の部分に房の付いた飾りのついたタイプが、タッセルローファーです。クラシカルで、おしゃれな雰囲気があります。アメリカではとくに多くの弁護士が履いており、「弁護士の靴」と呼ばれることもあるようです。
歩くたびに揺れるタッセルにはどことなくかわいらしさがあるためか、デニムやチノパンなどのシンプルな定番コーデにも適しています。
クールなヴァンプローファー
ヴァンプローファーは、他の3種類とは違って甲の部分に何の装飾もないローファーです。縫い目だけがあるため、デザインはとにかくシンプル。制服はもちろんさまざまなコーディネートにも合わせやすいというメリットがあります。
私服にも合わせやすく、スタイリッシュに決めたい方にもオススメです。飾りのないシンプルさのためか、女子より男子に人気が高く、メンズシューズとしてよく見かけます。
ローファーの素材ごとのメリット
ローファーを選ぶときには、素材というポイントを除外するわけにはいきません。大きく分けると、合成皮革(合皮)と本革の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、用途に合うものを選ぶことが大切です。
ここでは合成皮革と本革のメリットを解説し、それぞれの適した用途を紹介します。
雨でも気兼ねなく履ける合成皮革素材
合成皮革とは、生地にポリアミドやポリウレタンなどの合成樹脂を染み込ませたり塗ったりした素材です。見た目が本革に似ているため「フェイクレザー」と呼ばれることもあります。
合成皮革のメリットは、本革に比べて耐水性に優れていることや汚れに強いことです。多少厳しい環境下で使っても、特別な手入れを必要としません。本革と比べると軽く、通学など普段からよく履く靴として使いやすい素材です。
一方で熱に弱く、時間とともに柔らかさを失い手触りが悪くなるデメリットもあります。そのため長持ちせず、本革に比べると短期間での買い替えが必要です。
質感が変わる本革素材
本革は、動物の皮をなめして布のように加工しやすくした素材を指します。一見すると、合皮と見分けがつかないかもしれません。本革の断面には本革の繊維を確認できますが、合皮では断面を樹脂などで塗り固められていることがほとんどです。見分けたいときは断面をチェックしましょう。
本革には次のようなメリットがあるため、とくに靴の素材として適しています。
高い吸湿性・放湿性がある:「呼吸をする素材」と呼ばれ、水蒸気を吸って熱を発する性質もある
優れた耐熱性・遮熱性:江戸時代まで消防士の防火服の素材に使われ、現代も製鉄現場作業員の作業履に用いられている
可塑性がある:比較的簡単に成形でき、湿気を含むと膨張し徐々に足の形にぴったりになってくる
一方で、水がついてしまうと変色したり光沢が失われたりして、そのまま放置すると硬くなったりカビが生えたりするデメリットもあります。他にも色落ちや色移りしやすく、汚れがつきやすいため、普段よく履くローファーには適していません。
ローファーの色はどう選ぶ?
通学靴としてのローファーであれば、スエードやエナメルではなく、合皮や本革素材のものが適しています。そうなると、色は黒か茶色のどちらかでしょう。どちらにするか選ぶときには、色の特徴や通学靴としての事情を考えることが必要です。
ここではローファーの色の性質と選び方を解説します。
色選びはまず校則を確認してから
学校によっては、ローファーのデザインや色を指定している場合があります。間違って買ってしまうことのないよう、事前にきちんと調べておきましょう。
指定されていない場合は、原則として自由です。メンテナンスのしやすさや長持ちするかどうかなど、靴としての実用面をじっくり検討しましょう。ローファーは、決して安い買い物ではありません。合皮にしても本革にしても、できるだけ長持ちするようこまめにメンテナンスすることをオススメします。
定番の黒色はラインナップも豊富
通学靴としてのローファーであれば、やはり黒色が定番です。どんな制服にも合わせやすく、ちょっとした汚れであれば目立ちにくいため人気があります。それだけにデザインやサイズを豊富にそろえている店舗も多く、選択肢が広い点もメリットといえるでしょう。
また同じ黒色でもマットな質感のもの、ツヤ加工されたものなど質感によってローファーから受ける印象は大きく変わります。学校の指定がなくローファーを自由に選べるなら、質感にこだわるという方法も有効です。
おしゃれ感で人気の茶色
履いている人が比較的少なく、制服になじみやすい上に、より個性を出しやすい茶色のローファーも人気です。
ひと口に茶色と言っても、黒っぽい茶色や赤っぽい茶色など、カラーバリエーションがあります。わずかな違いでも与えるニュアンスは大きく変わることがあるため、好みにこだわって選ぶのもよいでしょう。
痛くないローファー選びのコツ
ローファーは、スニーカーのように足に合わせることが難しい靴です。それだけにサイズや形が合わないことも多く、無理に履いていると足の甲や指を傷めてしまうこともあります。ローファーのトラブルを減らすには、やはり選び方が重要です。
ここでは、足が痛くならないローファー選びのコツを解説します。
つま先1cmの余裕があるものを選ぶ
スニーカーと同じように少しゆるめを選びたくなるかもしれませんが、この方法はローファー選びに適していません。ローファーを選ぶ際には、サイズの数字よりも足にうまくフィットするかが重要です。
きちんと確認するには、実際に履いてみるしかありません。ローファーには、大きすぎても小さすぎても靴ずれが起こりやすい特徴があります。
靴ずれが起きにくいローファーは、履いてみたときつま先に1cmほどの余裕があるものです。ローファーを選ぶときには、つま先の余裕を基準にしましょう。
夕方の足のサイズを基準に選ぶ
人体は、寝ているときには全身に血液が循環しやすく、水分量の偏りは少ないとされます。しかし日中、立っていたり座っていたりすると、下になった足に水分が偏ります。
これが、むくみのメカニズムです。高校生であっても、同様にむくみは生じます。ローファーを選ぶときは、朝ではなく、むくみがちな夕方のサイズを基準にするのがオススメです。
朝のサイズに合わせてしまうと、登校時にはなんともないが、下校では足が締め付けられて歩きにくくなるといった現象が起こります。足の疲れは、体調に大きな影響を与えます。
成長期にある高校生のローファーは、できるだけ締め付けの少ないよう、夕方のサイズを基準に選びましょう。
足囲(ワイズ)にも注意
日本人には、足幅の広い方が多いといわれています。靴のサイズは、かかとからつま先までのサイズだけをチェックしがちです。しかしぴったりなローファーを選ぶためには、一人ひとり違う足幅も重要になります。
ローファーでも、足幅のサイズ「足囲(そくい=ワイズともいう)」が異なるローファーも多くあります。幅が合っていないと親指や小指に負担がかかり、外反母趾など足のトラブルになりかねません。
サイズと同様足幅も、ブランドやメーカーによって同じ表記でも微妙に違うことがあります。ローファーは、実際に履いて確かめることがオススメです。
かかとは高さと素材で選ぶ
とくに女性の靴にとっては、かかと(ヒール)の高さも重要です。通学用のローファーにもヒールの高さのバリエーションは豊富ですが、学生靴の場合ヒールの高さは2cmから3cmの低過ぎず高過ぎない程度が一般的とされています。
かかとは歩きやすさに影響するため、素材選びにもこだわりたいものです。走ったり歩き回ることが多いのであれば、ゴム底をオススメします。ゴムは滑りづらい素材で、革底よりクッション性が高く、足への負担が少ないためです。
スニーカーのように底一面に溝があれば、雨や雪の日に路面が滑りやすいときも安全に歩けます。
ローファーで困ったときの対策
初めてローファーを履く方は、合皮や本革の取り扱いに戸惑うかもしれません。ローファーを長く履き続けるためには、困ったときに適切に対応できることが重要です。
ここでは、ローファーで困ったときの対策2つを紹介します。
足に合わないときの対処法
ローファーは素材がしっかりしているため、形状が定まっていることを特徴とする靴です。そのため、かかとや甲の高さなどが余るなど足に合わないこともよくあります。そのようなときは、つま先に入れる調整パットを使うのがオススメです。
調整パットには、一般的に1.5〜5.5mmの5種類があります。上手に使い分けることで、細やかなフィッティングが可能です。調整の基準としては、足の甲とローファーのベロの部分がピタッと密着し、あまり甲を圧迫しないくらいが適切といえるでしょう。
「つま先のパットだけだとかかとが脱げてしまう」というときは、さらにかかと抜けパットをつけると調整できます。
簡単なように感じるかもしれませんが、一度調整してずっとそのままでよいことは稀です。可能であれば、足と靴の専門家であるシューフィッターに調整してもらうことをオススメします。
毎日履くからこそのニオイ対策
通学用のローファーは、当然ながら毎日学校に履いていくものです。暑い日や雨の日も履くため、汗などの湿気がこもって雑菌が増え、脱いだとき嫌なニオイがするようになってしまいます。
本革であれば湿度もある程度調整されますが、とくに合皮のローファーの中は雑菌にとって絶好の繁殖の場です。本来であれば、1日履いたら翌日は陰干して休ませたいところですが、できない場合は次のようなニオイ対策をオススメします。
中に新聞紙を入れる:新聞紙の繊維の間には隙間があり、隙間に臭いの成分を吸着してくれる(型崩れ防止にも効果あり)
中にシューキーパーを入れる:形状を整えてくれる。木製であれば、吸湿・殺菌・消臭効果がある
内側に消臭剤をかける:ニオイを消す効果がある(新聞紙やシューキーパーと併用するとより効果的)
学校生活では、ちょっとしたニオイも気になるものです。ローファーも適切にメンテナンスして、しっかりニオイ対策をしましょう。
風通しの良い環境で保管する
ローファーは合皮や本革で作られているため、保管する場所には風通しの良い環境で保管することが大切です。適切に保管しておかなければ表面がひび割れやカビにつながり、いざというとき履けなくなってしまいます。
下駄箱にしまいっぱなしにするのではなく、ときどきは扉を開けて空気を入れ替えるなど、湿気がこもらないような配慮が必要です。一度カビが生えてしまうと取り除くのが大変なため、乾燥剤と一緒に保管するという方法もあります。
高校生のローファーはきちんと選ぼう
高校生活に憧れる子どもにとって、新学期は新しい友だちとの出会いがあります。同じ制服でも、小物やソックス、ローファーはおしゃれをアピールするポイントです。子どもにしてみれば、校則に違反しない範囲で見栄えがよく、好みのものを選びたいのが本音でしょう。
通学靴としてのローファーのほとんどは、本革か合皮素材です。用途に適した素材を選び、適切にメンテナンスする必要があります。つま先に1cm余裕があるサイズで、夕方のフィット感を基準とするなど選び方を工夫することが大切です。
とくに成長期にある高校生にとって、ローファー選びは体の成長や体調に影響する要素です。シューフィッターなどの専門家を利用するなどして、できるだけ負担のかからないものを選びましょう。
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