大学受験の英作文でおすすめの参考書・問題集まとめ
大学受験の英語の勉強をしていて、単語や文法問題・長文読解・リスニングなどは勉強の仕方がわかりやすいけど、英作文については周りに添削などをしてくれる人がいないのでどう対策したらよいかわからない、という悩みを抱えている受験生は多いのではないでしょうか。
今回は、そんな英作文の勉強の仕方や、おすすめの参考書・問題集についても紹介します。
大学受験の英作文問題が解けるようになるにはどうしたらいい?
1. 十分な量の英単語・英熟語をインプットする
当然ではありますが、単語ベースで日本語から英語に変換できないと、英作文問題を解くことは難しいでしょう。そういった意味で、受験レベルで求められる必修レベルの英単語は習得しておく必要があります。
2. 正確な英文法の知識を身に着ける
英文法を正確に運用できることも、英作文を行うにあたって必須の技術です。和訳を求められている文章が「仮定法現在」なのか、「仮定法過去」なのか「仮定法過去完了」なのか、瞬時に判断ができますか?
3. 重要度の高い英文を大量に丸暗記する
単語・文法を完璧にマスターしても、まだ基礎力としては十分ではありません。次に、重要度の高い英文を大量に暗記することがおすすめです。
なぜこれを行う必要があるかというと、英訳するべき和文を見たときにぱっとすぐに似たような英文が頭に思い浮かぶことは、正確な英文和訳を行うにあたって非常に重要だからです。
大学の受験勉強でおすすめの英作文の参考書・問題集まとめ
ここまで、受験勉強の英作文対策に取り掛かるにあたってベースとなる知識について紹介してきました。そtれでは、基本的な知識をインプットした後はどのようなトレーニングを積んでいけば得点力を伸ばすことができるのでしょうか?
基礎英作文問題精講 3訂版
長年にわたって受験生に愛されてきた「基礎~問題精講」シリーズの英作文版で、今回の改定版では受験英作文界の大御所・竹岡広信先生が著者を担当しています。
前半の基礎構文編では、100問の和文英訳の例題に取り組みます。どの問題も、標準的な難易度ではありますが、受験英語の英作文で頻出のパターンを重点的に取り扱っており、解説も丁寧かつコンパクトにまとめられているのがおすすめな点です。
後半の「自由英作文編」に取り組む前に、「鉄則・論理表現編」という「英語表現のルール」ともいえるものをコンパクトにまとめた章が入っています。これは具体的には、英語表現の「暗黙の了解」とでもいうべきマナーを学べる教材です。
CD付新基本英文700選 (駿台受験シリーズ)
不滅の名著「ビジュアル英文解釈」の著者の伊藤和夫先生の本で、重要(≒学習する価値がある)英文が700本収録されている本です。見開き左ページで英文が、右ページでその和訳が掲載されています。
使い方としては、少なくとも一回は目を通し、付属のCDを聞き流しながら英文を復習するのが良いでしょう。各英文を暗記して復唱できるくらいまで取り組むのがおすすめです。また、英作文力を鍛えたい人は、英文の見開きページを隠して、和文を正確に英訳できるか反復演習してみるのも効果的でしょう。
大学受験スーパーゼミ 徹底攻略 パターンで覚える英作文頻出文例360
基本的には、先ほど紹介した700選と似たような構成の本ですが、こちらは英文を360本と約半分程度に絞ってあります。
その分、見開き右ページの和訳部分にちょっとした解説がついているため少し丁寧かもしれません。
700選を採用するか、こちらの本を採用するかは好みの問題なので、是非本屋で両方手に取ってご自身で決めてみてください。
大学受験スーパーゼミ 徹底攻略 基礎からの英作文パーフェクト演習[改訂版]
基礎レベルからスタートして、40日で入試実践レベルに到達できるようになるという画期的な本です。
「基礎レベル」とは、熟語表現・慣用表現を正確に扱える状態のことで、本書のゴールラインとしては、入試で出題されるような和文英訳方式の英作文問題で頻出のパターンを解けるようになることが想定されているようです。
実戦編 英作文のトレーニング 改訂版
進研ゼミと並ぶ通信教育最大手のZ会から出版されている本格的な英作文の参考書・問題集です。
本書は「標準編」「上級編」「自由英作文編」の三部に分かれており、「標準編」では大学入試標準レベルの和文英訳の問題を、「上級編」では難関大レベルの和文英訳の問題に取り組みます。
和文英訳では、英作文に慣れていないとどうしても「直訳」のような英文になってしまい、問題文本来の文意とは乖離した文章になりがちです。
本書では、毎年数多くの受験生の答案を添削してきたZ会ならではの、高校生が「日本語と英語の発想の違い」によって誤りやすい点を重点的に解説し、自然な英文が書けるトレーニングを積むことができます。
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