正しい上履きの洗い方。洗剤の種類・ガンコ汚れを落とす裏ワザを解説
上履き(上靴)の洗い方にはコツがあります。この記事では、つけ置き洗いや洗濯機洗い、こすり洗いに分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。また、上履きに汚れや匂いがつかないようにする裏ワザも紹介します。
目次
「上履き」は毎週必ず洗うべき?洗わないとどうなる?
サクッと簡単に洗いたいなら【つけ置き洗い】
軽い汚れを落とすだけなら【洗濯機洗い】
頑固な汚れを落とすなら【こすり洗い】
確実に真っ白にしたいなら【つけ置き+こすり洗い】
上履きを洗っても綺麗にならない原因
上履きの匂い・汚れの裏ワザ対策
洗い方を工夫してなるべく清潔な状態を保とう
「上履き」は毎週必ず洗うべき?洗わないとどうなる?
担任の方針などによっては、上履き(上靴)を毎週持って帰って来ることもあります。忙しいときや疲れているときは、「毎週洗う必要があるの?」と疑問に感じることもあるかもしれません。また、「今週はあまり汚れていないから、月曜日にはそのまま持たせよう」とカバンに入れ直すこともあるでしょう。
しかし、汚れがあまりついていない場合でも、上履きは毎回こまめに洗うことをおすすめします。足は汗をかきやすい部分で、片足だけでも1日コップ一杯の汗が出ているといわれています。元気に走り回る子どもなら、さらに汗をかいているかもしれません。
汗は靴下を通して上履きにも大量に染み込んでいます。染み込んだ汗は雑菌のえさとなります。雑菌は体温程度の温度で繁殖するため、上履きは雑菌が大量に繁殖した状態です。衛生的でないだけでなく、いやな匂いがつくこともあるので、定期的に洗うようにしましょう。
上履きがすぐに汚れる原因
上履きの汚れの原因は、主に汗と土・泥です。子どもは大人と比べて新陳代謝が高いので、足の裏からも大量の汗をかき、上履きに染み込みます。
また、上履きのまま校庭に出なくても、下駄箱のところで土や泥がつくこともあるでしょう。上履きについた土・泥は汗と混ざり、なんともいえないいやな匂いとなって染みつくこともあります。
上履きの洗い方はどんな方法がある?
上履きの洗い方には、次の3つの方法があります。
つけ置き洗い
洗濯機洗い
こすり洗い
汚れが深刻な時は、つけ置き洗いとこすり洗いを組み合わせることができます。
なお、いずれの方法で洗うときも、最初に丁寧にブラシをかけて土や泥の汚れを落としておくことが大切です。ブラシをかけずに上履きを水で濡らすと、汚れが生地の奥に入り込んでしまうこともあるので注意しましょう。
サクッと簡単に洗いたいなら【つけ置き洗い】
普段の汚れを簡単に落としたいときは、つけ置き洗いがおすすめです。短時間で洗えるので、汚れの程度が深刻でないときは、次の手順でつけ置き洗いをするようにしましょう。
ブラシで土や泥などの汚れを取る
バケツにぬるま湯を張り、衣類用の洗剤を適量入れる
上履きを1~2時間つけて置く
上履きを取り出し、そのままブラシで全体をこする
十分にすすいでから水気を切り、風通しの良い場所に置いて乾燥させる
乾燥させるときは、かかとを下にして斜めに立てかけると、中までしっかりと乾きやすくなります。
つけ置き洗いにおすすめの洗剤
衣類用の洗剤でも汚れを落とすことはできますが、つけ置き洗い用の洗剤を使うと、さらにしっかりと落とせるようになります。つけ置き洗い用の洗剤がない場合は、酸素系漂白剤もおすすめです。
酸素系漂白剤には液体や粉末のものがあります。粉末は濃度を調整できて便利ですが、冷たい水では溶けにくいので、ぬるま湯に溶かすようにしましょう。
軽い汚れを落とすだけなら【洗濯機洗い】
汚れの程度がひどくないときでも、汗や雑菌がついているので洗っておきましょう。つけ置き洗いやこすり洗いが不要のときは、洗濯機洗いが簡単なのでおすすめです。次の手順で洗いましょう。
上履き全体にブラシをかけておく
洗濯ネットに上履きを入れ、洗濯機の標準コースで洗う
脱水まで終わったら、風通しの良い場所に上履きを置いて乾燥させる
自宅の洗濯機で洗うことに抵抗がある方は、コインランドリーに出かけてみましょう。コインランドリーによっては靴専用のシューズランドリーが設置されていることもあります。土や泥などの目立った汚れは落としてから使うことがマナーとはなりますが、専用洗濯機なので心置きなく利用できます。
洗濯機洗いにおすすめの洗剤・洗濯用ネット
洗濯機洗いには、つけ置き洗い用の洗剤ではなく通常の衣類用洗剤を使います。ボトルに表示されている用量を守って使いましょう。
なお、洗濯機で上履きを洗うときも、通常の洗濯と同じく1回ないしは2回水を入れ替えてすすぐことが大切です。上履きに洗剤が残っていると変色の原因になることがあります。
洗濯機に入れるときには、洗濯用ネットを使うようにしましょう。シューズ専用のネットも販売されているので、1枚買っておくと便利です。
頑固な汚れを落とすなら【こすり洗い】
ブラシでこすっても汚れが落ちず、つけ置き洗いや洗濯機洗いでもキレイにならないときは、少し手間はかかりますがこすり洗いをしてみましょう。次の手順で洗います。
メラミンスポンジに水をたっぷりと含ませ、ゴムの部分を丁寧にこする。ソールの部分も丁寧にメラミンスポンジで汚れをこする
ブラシで全体をこすり、汚れを浮かせる
何度か水をかえて丁寧にすすぐ
風通しの良い場所に置いて、乾燥させる
こすり洗いのやり方
上履きは、ソールの部分全体がゴムでできています。ゴムに付着した汚れは、ブラシや手洗いではなかなか落とすことができません。メラミンスポンジを水に含ませて、気になる汚れの部分を重点的にこすりましょう。
ただし、メラミンスポンジでこすった部分は白さを増すので、周辺部分の薄汚れが悪目立ちすることもあります。汚れの部分だけでなく、周辺部分も軽くメラミンスポンジでこすり、全体的に汚れが薄くなるようにしましょう。
こすり洗いにおすすめの洗剤・ブラシ
こすり洗いをするときは、洗濯用の固形石鹸がおすすめです。汚れの部分をしっかりと水で濡らし、直接固形石鹸を上履きにこすりつけると、しっかりと洗剤成分が繊維に入って汚れが落ちやすくなります。
ブラシは靴洗い用のもので問題ありません。百円ショップなどで販売されているもので十分です。しかし、つま先の奥部分などは届きにくいので、古い歯ブラシなどの小さなブラシを使うようにしましょう。
靴洗い用のブラシには、電動タイプもあります。微振動で繊維の奥までこすり洗いができるので、落ちにくさを感じている方は試してみてはいかがでしょうか。
確実に真っ白にしたいなら【つけ置き+こすり洗い】
真っ白に上履きを洗い上げたいときは、つけ置き洗いとこすり洗いのダブル洗浄を試してみましょう。以下の手順で洗っていきます。
水で濡らしたメラミンスポンジでゴムの部分を丁寧にこする
ブラシで全体をこすり、汚れを浮かせる
ぬるま湯に粉末の酸素系漂白剤を溶かし、上履きを1~2時間程度つけて置く
上履き全体をブラシでこすり、汚れを落とす
何度か水をかえて丁寧にすすぐ
風通しの良い場所に置いて、乾燥させる
上履きを洗ってもキレイにならない原因
紹介した手順で洗っても、上履きの汚れがしっかりと落ちないことがあります。全体的に白くはなっているけれども、なんとなく黒ずみが残ってしまうケースも少なくありません。また、洗っていると徐々に黄ばんでくることもあるでしょう。
すっきりと汚れが落ちないときや黒ずみ、黄ばみが見られるときは、次の原因が考えられます。
洗剤をしっかり洗い流せていない
直射日光が当たる場所で乾かしている
それぞれの原因を解説します。
洗剤をしっかり洗い流せていない
洗剤を使って洗ったときは、何度も水をかえて丁寧にすすぎましょう。すすぎが足らないときは、上履きに洗剤が残り、黄ばみや変色が生じることもあります。
固形石鹸を直接上履きに塗って洗うときも、すすぎに注意が必要です。繊維の奥に石鹸のかすが残ってしまうこともあるので、何度も水をかえてしっかりとすすぎ落としましょう。
直射日光が当たる場所で乾かしている
上履きに洗剤成分が残っていると、直射日光が当たったときに黄ばんでしまうことがあります。洗剤成分が残っているかどうかはチェックが難しいので、黄ばみ予防のためにも、普段から日陰で干すことを習慣にしておきましょう。
日陰でも、風通しの良い場所であればすっきりと上履きは乾燥します。ただし、日当たりの良い場所よりは少々時間がかかることがあるので、時間に余裕を持って洗い始めることが大切です。
上履きの匂い・汚れの裏ワザ対策
上履きの汚れも気になりますが、匂いも気になるものです。汚れと匂いの裏ワザとして、次の3点を覚えておきましょう。
使う前に防水スプレーをかける
ベビーパウダーをはたく
匂い対策はこまめに洗うことが最も効果的
それぞれのポイントを解説します。
使う前に防水スプレーをかける
上履きは、新しい状態のときに防水スプレーをかけておきましょう。防水スプレーで被膜を作ることで、水が染み込みにくくなるだけでなく、汚れもつきにくくなります。
なお、防水スプレーの効果は長持ちしません。1度でも洗うと落ちてしまうので、洗って乾かしたら防水スプレーをかけることを、普段から習慣にしておきましょう。
ベビーパウダーをはたく
ベビーパウダーを全体的にはたいておくと、繊維にパウダーが入り込み、汚れや泥が入りにくくなります。内側にはたくと靴下が白くなってしまうのでおすすめしませんが、外側には軽くはたいておきましょう。
ベビーパウダーがないときは、カラーレスのフェイスパウダーでも代用できます。家庭にあるもので、上履きの汚れを防止しましょう。
匂い対策はこまめに洗うことが最も効果的
汗や雑菌を長時間付着したままにすると、汚れだけでなく匂いもとれにくくなります。匂い対策の基本は、汚れが深刻になる前に洗うことです。定期的に上履きを洗い、白さと清潔さを維持しましょう。
洗い方を工夫してなるべく清潔な状態を保とう
汚れた上履きは、子どもが元気に活動した証です。しかし、汚れを放置しておくと匂いがつくだけでなく、雑菌が繁殖して衛生的ではありません。紹介した方法を参考に定期的に洗い、清潔な状態を保ちましょう。
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