学生服はどこで買う?通販の安いものでも大丈夫?失敗しない買い方
子どもが毎日着るものだからこそ、学生服はきちんとしたものを買い与えたいものです。それを「学生服を買うところは決まっている」と思って選択肢を狭めていませんか。
ここでは学生服をどこで買うか、その選択肢やメリット・デメリットについて解説します。
目次
学生服を購入するまでの流れ
学生服はどこで買う?一般的な購入方法
通販サイトで学生服を買うメリット・デメリット
店舗で学生服を買うメリット・デメリット
安くても大丈夫!失敗しない詰襟服の選び方
良いものを賢く選んで購入しよう
学生服を購入するまでの流れ
学生服を買える場所について考える前に、ここで購入までの一般的な流れについて考えてみましょう。始まりは、子どもの入学する学校に関する情報集めからです。
まず入学する学校の制服に関するさまざまな情報を集めましょう。制服が指定されているかどうか、指定されているなら詰襟学生服やセーラー服、またはブレザーかという制服タイプも重要です。
ある程度目星がついたら、販売店を回って実際に学生服を手に取り、生地や機能などを比較しましょう。同じ形でもメーカーによって洗濯機で洗える、軽い、破れにくいといった特徴があります。子どもの学校生活に適した機能を持つ学生服がないか、じっくり探すと良いでしょう。
その後は、販売店で採寸・注文し、一定の製作期間の後受け取って試着し、サイズなど間違いがないかを確認します。このように、学生服は学校指定があるほうが、購入に対して慎重になる必要があるものです。選択肢が幅広いだけに、品質や価格もさまざまなのでどこで買うかはかなり重要な要素だといえます。
学生服はどこで買う?一般的な購入方法
それでは次に、学生服がどこで買えるのかについて考えてみましょう。学生服の購入は、学校主導ですべて指定されている場合とそうでない場合があります。
指定されている場合はともかく、されていない場合はどこで買えるのか、どう買うのかについて、きちんと知ることが大切です。
基本的には採寸日時や購入店が指定されている
学生服は、学校が主導して購入を促す場合と、形が同じであればメーカーや販売店は問わない場合があります。とはいえ基本的には採寸日時や購入店は指定されていることが多く、なかには入学案内会や説明会で採寸する場合もあるようです。
この場合、どの子どもも同じ生地、同じ機能の学生服を買うため差がなく、面倒な手続きも一切学校が代行してくれます。種類に選択肢がないため独自に情報を集める必要もなく、指定通りにいわば気軽に買える方法ともいえるでしょう。
詰襟服・学ランはどこのお店・通販サイトで購入してもOK
ただ学生服といっても、種類によってどこで買うかの選択肢は大きく変わります。
ブレザー・スーツ・イートンの学生服は、学校独自のデザインのため購入店が指定され、採寸も学校主導で行われるのが一般的です。セーラー服も襟の形やラインの本数など学校によってデザインが異なることもあり、やはり多くが学校主導で行われます。
しかし詰襟学生服、いわゆる学ランについては「標準型」に限り、どこで買っても良いとする学校もあります。その場合はチラシなどで情報を集め、素材などじっくり検討することが重要です。とはいえ単に「標準型」とはいってもその実、学校による細かな規定があったり、販売店の指定があったりと「まったくの自由」というわけではありません。
やはり学生服については、まず学校が設けている規定を把握することが大切です。
通販サイトだと上下1万円程度で買えることも
インターネットで学生服・通販と検索すると、多くのショッピングサイトや通販サイトがヒットします。サイトごとのランキングや、地域の販売店のおすすめ、中古学生服などは、どこで買うかどのような種類があるかといった情報を得るにはぴったりです。
もし先にチラシなどで価格を調べた後に見ると、価格の安さに驚くかもしれません。なぜなら大手紳士服販売店やショッピングサイトごとに、上下合わせても1万円前後という価格でいくつも販売されているからです。
ただ、価格だけで決めるわけにはいきません。学生服はどこで買うにしろ、そこで買うメリットとデメリットを公平に理解しておく必要があります。
通販サイトで学生服を買うメリット・デメリット
通販サイトで買う最も大きなメリットは、おそらく価格でしょう。新品上下で1万円前後のものも少なくなく、種類によっては数千円のものさえあります。安さの理由はさまざまですが、あるサイトによれば、製造会社が直接販売しており、仲卸などの流通コストがかからないためとされています。
ただ一方で、試着できないことはデメリットといえます。素材の肌触りはわかっても、仕立てやサイズによって着心地はやはり着てみないことには実感できません。
しかし最近の通販サイトの中には、「試着サービス」として迷った2種類を注文した後試着し、どちらかを返品できるものもあります。また難しいスラックスの裾上げも、切断しないで調整できる裾上げテープが無料でもらえるサイトもあるようです。
通販のメリット・デメリットもサイトによって変わります。検討する際は価格だけでなく、便利な各種サービスも含めて総合的に判断する必要があるでしょう。
店舗で学生服を買うメリット・デメリット
実際に販売店に行ってみれば、学生服の選択肢の幅広さに驚くでしょう。機能や素材、デザインの種類は多く、組み合わせ次第で価格も安いものから高いものまでさまざまです。また子どもの体格はもちろん将来の成長や現時点での着心地なども含めて、ベストな学生服を作ってもらえるのは大きなメリットといえるでしょう。
また販売店のスタッフという「学生服の専門家」に気になることを尋ねられるのも、これから長期間利用する側としてはとても助かります。裾上げもジャストサイズで仕上げてもらえますし、成長に合わせた調整や、場合によっては買い替えの際も相談できる販売店があるのは心強いでしょう。
ただ、通販サイトに比べれば高価なことはデメリットです。また誰もが同じような時期に注文するため、混雑している中あわただしく試着しなくてはならないかもしれません。
しかし高額な出費は詳しい相談とこれからのお付き合いのためと考えれば、高品質な学生服である分元は取ったと考えることもできます。時期については早めに行動することで避けることもできるはずです。
このようにどこで買うかにはそれぞれのメリット・デメリットがあります。決めるには価格と品質のバランスを見て、何を重視するかを決めておくと良いでしょう。
安くても大丈夫!失敗しない詰襟服の選び方
学生服の中でも詰襟学生服は、どこのメーカーでもどの販売店でもOKという学校が多い傾向があります。それだけに選択肢は多く、機能や素材、サービスもさまざまなので戸惑うことも多いでしょう。
ここでは、そんな詰襟学生服を選ぶときのポイントについて解説します。
1.標準学生服かどうか
1つめのポイントは「標準学生服かどうか」です。標準学生服とは、日本被服工業組合連合会が、素材や縫製方法など品質を細かにチェックし、基準を満たした学生服をいいます。標準学生服に必ずつけられるのが「標準マーク」です。
それ以外の学生服だと、安いかもしれませんがその分耐久性や着心地、拘束にそぐわないなどの問題がある可能性があります。特に実際に手に取ることができない通販サイトで購入する場合は、まず標準学生服かどうかを確認すると良いでしょう。
2.ラウンドカラーかレギュラーカラーか
詰襟学生服で一番特徴的なカラーにもラウンドカラーとレギュラーカラーの2種類があり、それぞれ特徴があるので注意が必要です。
ラウンドカラー:詰襟の上部分にプラスチックのカラーではなく白いパイピングがついている
レギュラーカラー:白いプラスチックの替え襟を使う
レギュラーカラーは昔から詰襟学生服に採用されているカラーで、学校によってはこちらを指定している場合もあります。プラスチックなので硬く、下あごにかかって痛い、割れやひびのためケガしてしまうといったことがデメリットです。
ラウンドカラーは最近人気のタイプで、襟と一体となった布製のカラーなので肌触りがよく首やあごが痛くなりづらいというメリットがあります。
選ぶときは、学校の指定がないかをしっかり確認しましょう。
3.型崩れ・しわ防止の加工がされているか
最近は詰襟学生服も、家庭で洗濯できるものが一般的になってきました。そのためもとから型崩れしにくい素材を使ったり、さらに抗菌・防臭加工や静電気防止加工が施されていたりするなど機能性の高いものも多くあります。
ただ洗濯のしやすさを考えれば、しわ防止加工されているものがおすすめです。長く着るからこそこのようなメンテナンスが家庭でできるのは長い目で見れば出費を抑える効果もあります。
4.素材はポリエステル100%か、混紡したものか
詰襟学生服はほとんどが、ポリエステル100%か、ポリエステルとウールの混紡です。
一般にポリエステルには、通気性が良い、汗を吸い取りやすく乾きやすいといった特徴が、一方ウールとの混紡は、一定のポリエステルの特徴を持ちつつ着心地や見栄えが良いという特徴があります。
これは着心地や見た目をとるか、手入れのしやすさをとるかが決まれば、おのずと決まります。どちらをとるかは販売店スタッフの意見も参考にして決めると良いでしょう。
良いものを賢く選んで購入しよう
学生服をどこで買うかは、良いものを選ぶための1つの要素だといえます。確かに通販サイトや販売店には共通するメリット・デメリットがありますが、だからといってどちらかを利用しないと、かえって良い学生服を探すための選択肢を狭めてしまいかねません。
本当のゴールは、良い学生服を賢く選んで買うことです。そのためにはどこで買うかを含めた素材や機能、その他のサービスをまんべんなく把握する必要があります。むやみに選択肢を狭めないよう、幅広く柔軟に情報を集め、バランスよく判断するよう努めましょう。
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