学校用品収納のポイントは?どんな子供でも片付く仕組み作りを解説!
・片付けるようずっと言い聞かせてきたのに、学校用品が家に散らかっている。
・子供が小学校に入学するから、学校用品の収納方法を知りたい。
こんな悩みを抱えている保護者の方はとても多いです。
学校で必要なものは多いため、家の中が散らかってしまって困りますよね。
今回の記事では、子供にがみがみ言わなくても自然とお家が綺麗に片付くポイントを紹介していきます。
学校用品の収納は難しい
子供にとって、学校用品を収納することは難しいです。
・毎日ランドセルに入れなくてはいけないものがある。
・教科書などは日によって持っていく物が違う。
・学校から持って帰ってきたものを定位置に収納したり、洗濯に出したりしなくてはいけない。
などなど、ひとつひとつはそこまで難しい作業でなくても、「これはあそこにしまって…」などと一旦考えなくてはいけないため習慣化することが難しいです。
さらに好奇心に溢れた子供は遊びなど自分がやりたいこと最優先なので、こういった細かくていろいろ考えなくてはいけないことは頭から抜け落ちてしまいます。
子供の努力に頼らないことが大切
学校用品が散らかっているとき、反射的に「どうして片付けられないの?」と怒ってしまっていませんか?
しかしこのように伝えることは必ずしも効果的とは言えないかもしれません。
片付けなさい!」伝えても1日くらいは気をつけてくれるかもしれませんが、数日もしたらまた元通りになってしまうはずです。
大切なのは、子供の努力に頼らず仕組みで解決することです。
どんなに気をつけても、人間はミスを必ずします。
それは子供であっても大人であっても同じでしょう。
そのため本人がミスをしないように気をつけ続けるのではなく、そもそもミスが発生しないような仕組みを作ることが重要です。
さらに家庭の中で仕組み化を実践することは、子供の学びにもつながります。
家庭の中でも仕組み化が大切なことを伝え実践し続ければ、子供もいろいろな場面でそれを応用してくれるかもしれません。
たとえば、「宿題をやり忘れない仕組みづくり」なんかが考えられますね。
ミスが発生しにくい仕組みを作る能力は、子供が大きくなって社会に出ても役立つ永遠のスキルです。
学校用品の収納を仕組み化するポイント
とにかく行動までのハードルを下げる
学校用品が散らかる原因の1つが「その辺に放置」です。
学校から帰るや否やランドセルを本来置くべき場所におかず、その辺にぽいーっと放置してしまうというのはあるあるですね。
ランドセルのような大きいものであればまだ良いですが、学校から持って帰ってきた小さな文房具やプリントなんかも同じように放置してしまうと、どこに置いたかわからなくなってしまいなくしてしまいます。
本来の置き場に戻さず放置してしまう理由は非常にシンプルで、「面倒だから」です。
面倒というのは、本来の目的までに乗り越えなくてはいけないハードルが多いことを指します。
今回の場合、目的は「学校用品を定位置に置く」です。しかし収納方法によっては、これを達成するために扉を開けたり引き出しを開けたりフックに引っ掛けたりと、他の動作が必要になります。
そんな簡単なことで!?と思うかもしれませんが、こういった小さなハードルが定位置に置くことを妨げてしまうんです。
そのため、とにかく簡単な収納方法を心がけましょう。
例えば、
・ランドセルは掛けたりせず、学校のロッカーのように放り込むだけの収納方法にする。
・小物の収納ケースにはフタをつけない。
・学校から配布されたプリントを放り込むトレーを用意する。
などのように、とにかくワンアクションで楽に片付けることができるようにしましょう。
また、収納する時だけでなく取り出す時にも楽に取り出せることが重要です。
取り出す時にストレスを感じると、その場所に収納するのが嫌になってしまうからです。
色分けして直感的に整理できるようにする
学校用品の中には、場所を分けて収納しなければいけないものがたくさんありますね。
例えば教科書類。
算数は算数、国語は国語と分けて収納しなければいけません。
これがしっかりと分けられていないために、国語の教科書とノートは持ってきたのに漢字練習帳だけ忘れてしまった!といったことが起こってしまいます。
これを防ぐためには、直感的に仲間わけをして収納できるような仕組みが必要です。
そしてその最も効果的な方法は色分けです。
色分けはさまざまな場面で間違いを防止するために使われています。たとえばガソリンスタンドでも油種によって赤・黄・緑と色が分かれていることで入れ間違いのミスを防いでいますよね。
これと同じことを収納でも行います。
重要なのは、学校用品側と収納アイテム側の両方に色をつけることです。
たとえば教科書であれば、まず本棚を仕切りで分け、各スペースにカラーシールなどを貼り色分けします。
そしてそれで終わりではなく、教科書の背表紙にも小さなカラーシールを貼ります。
そうすることにより、教科書やノートの表紙を見て「これは算数のノートだから〜」と考えることなく、「背表紙が青だから青いシールの本棚に!」と直感的に分けることができますね。
他の収納と兼用しない
続いて重要なのが、他の収納スペースと一緒にしないことです。
家だけで使う着替えや道具を同じスペースで一括して管理をすると、収納する場所が増えてしまうことで、探す手間が増えなんだか面倒そうと感じてしまいます。
また、兼用すると注意が分散してしまって片付け自体がストレスになる可能性があります。
なにかしようと思ってスマホを触った直後に、したかったことを忘れてしまいストレスに感じた経験はありませんか?
スマホはいろいろな機能を兼用しているので、一つのことに注意を向けることが単機能の製品により難しくなっています。
たとえば公衆電話に行って「何しようとしてたんだっけ…?」とはならなそうですよね。
収納も同じで、学校用品は学校専用の収納場所!家のものは家用の収納場所!と明確に分けた方が、やることが明確になり、片付けるのもストレスになりにくいです。
収納に余白をつくる
過不足なくきれいに収納された状態は見ていて気持ち良いですが、学校用品の収納スペースには何も置かないスペースを多めに確保しましょう。
これはなぜかというと、イレギュラーな荷物が発生した時の置き場になるからです。
たとえば学期末にお道具箱を持って帰ってきたりといったことはよくありますよね。
そんなときに余分なスペースを用意していなければ、置く場所がなくその辺に放置されてしまいます。
そして一度物が放置されるようになってしまったら、他のものも「まあいいか」と放置されるようになり、負のループに陥ってしまいます。
こうなってしまわないよう、収納スペースには余白を作っておきましょう。
学校用品の収納は仕組み化で解決しよう
子供の努力に頼らず、自然と片付けができる仕組みをつかって収納するポイントを解説しました。
仕組み化することは、学校用品の収納に限らず、今後家事を分担する時などにも応用できる便利な考え方です。
家庭の中で、他に仕組みかできることがないか考えてみるのも面白いかもしれませんね!
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