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【英文解釈・長文読解編】大学受験の英語学習でおすすめの参考書・問題集まとめ

みなさんこんにちは。栃木県宇都宮市を中心に学生服などのスクール用品の販売をお手伝いしている株式会社三和商店の広報担当です。
グローバル化という言葉が一般的になった現代社会ですが、私たちのような地域密着型の専門商社でも日常的に海外と取引を行っています。特に、中国とは20年前より密に提携を行っていますが、現地法人と日本語でのコミュニケーションが可能なので、特段英語を使う必要はありません。しかし、海外で急成長中のアパレルベンチャーの情報をいち早くキャッチするためには、英語での一次情報に触れる必要があります。今回は、ビジネスでも重要な「英文解釈・英文読解」力を身に着けるために、受験生におすすめの参考書・問題集を紹介します。

大学受験の英文読解問題はどうやって対策すればいい?

帰国子女でもなく、日常会話のほとんどが日本語の環境で生まれ育った多くの日本人にとって、英語の長文読解力は一朝一夕で身に着けるのは困難でしょう。具体的には、「英単語」「英熟語」「英語構文」の知識がそろって初めてまともに英文読解のスタートラインに立つことができ、読解の反復練習を行うことによって、少しずつ読解の精度を高めていくイメージです。

また、ただ単に英語の長文を多読するだけでは、「読み流し」のような状態になってしまって、なんとなくわかったような気になるだけで、しっかりと英文の解釈ができていないという罠にはまってしまう可能性があります。そのため、十分に慣れるまでは、構文解釈問題集の英文和訳問題や幅広い設問がついている長文読解問題集で演習を積むのがよいでしょう。

英文解釈の学習におすすめの参考書・問題集はこちら

ビジュアル英文解釈[PART 1]/[PART 2]

「ビジュアル英文解釈」はかつて「受験英語の神様」と呼ばれた故・伊藤和夫先生が執筆した英文解釈の参考書です。
「ビジュアル」というと何やら英文を図解している本のような印象を受けるかもしれませんが、解説部分で伊藤和夫先生と教え子たちの会話がイラストといっしょに載っています。参考書で勉強しているというより、講義を受けているような気分で勉強をすすめることができるでしょう。

他の参考書と異なる点は、かなり全体の構成を意識して執筆されている点です。
例えば、漫画でいえば、だいぶ前に登場したキャラクターが再登場することは多くありますよね。
これと同じように、伊藤和夫先生の講義の中で、解釈が難しい構文が登場した場合、以前に解説した内容を参照して、「~と同じ構造」と解説してくれるので体系的に英文解釈の知識をストックすることができます。

一方で、解説を一つ一つしっかりと読んで理解できるのは、そこそこ「マメ」な人でないと難しいかもしれません。
不安な方は、是非一巻だけでも書店で手に取ってみて、自分と合いそうかどうかチェックしてみてください。

英語総合問題演習 中級篇・上級篇

つい先ほど紹介した「ビジュアル英文解釈」の著者・伊藤和夫先生の問題集です。
「総合問題演習」というだけあって、英語の長文を題材に幅広い設問に回答していく形式の問題集です。
もしビジュアル英文解釈を二冊とも学習済みで、現在の自分の英語力で入試問題にどれくらい太刀打ちできそうか気になる人は是非取り組んでみてください。

基礎英文問題精講

英文解釈のジャンルでは最もポピュラーな問題集・参考書です。手軽に持ち運べるサイズでありながら、大量の英文・丁寧な解説が収録されています。
受験生になってから取り組むのは他の科目の勉強との兼ね合いで難しいと思うので、難関大を志望する高校2年生がターゲットになるでしょう。

本書の構成としては:
① 構文編 (練習問題50題)
② 文脈編 (練習問題20題)
③ 応用問題編 (練習問題20題)
となっています。

「構文編」とは、文章の内容を解釈するにあたって「構文」の理解が重要になる10行程度の英文を登場した「語句」や「文法」と一緒に丁寧に解説しています。
読解力を鍛えるための問題というより、どちらかというと「英文和訳」のトレーニングに最適な問題であると言えるでしょう。
分量としても、30分~1時間程度あれば余裕をもって全文和訳できるくらいですので、もし英文解釈力・英文和訳力を重点的に強化したい場合には、週末や長期休暇を目途に一日一題を目標に継続的に解き進めるのがおすすめです。

英文標準問題精講 単行本

第二次世界大戦前の1930年代に初版が出版され、80年以上に渡って受験生に親しまれてきた不滅の名著です。
最難関大学を志望する受験生向けの問題集となっており、これまで多くの東大・京大受験生に愛されてきたことでしょう。

近年では、文系理系問わずサイエンス系の英文を読めることが実社会で必須になってきたことから、昔の英文を勉強するのは効率が悪いのではという意見もあるかもしれません。しかし、最難関大学では、過去の偉人が書いた英文などが解釈の問題などで出題されることが多々あり、このような英文は抽象度が高い文章である割合が高いと言えます。そのため、「日本語で読んでも、著者が何を言いたいのかすんなりとは理解できない」ような「深い」英文にも取り組んでおくことは、総合的な英語力の向上に間違いなく役立つと思われます。

尚、一つ一つの英文自体は短めの問題が多いので、英文和訳のトレーニングにもうってつけです。
正しい方法で勉強を進めているけれど過去問の点数が伸び悩んでいる、という受験生は是非「筋トレ」感覚で取り組んでみてください。

英文解釈の技術100

英語長文読解の学習におすすめの参考書・問題集はこちら

やっておきたい英語長文700

やっておきたい英語長文1000

基礎英語長文問題精講 改訂版

「基礎英文問題精講」の長文読解問題集版です。「精講」というだけあって解説もかなり丁寧(問題冊子100ページ程度に対して解説冊子300ページ程度)です。

解説冊子の方は、問題文のパラグラフ毎に文章構造や登場した構文について非常に丁寧にまとめられているほか、登場した英単語についてもコンパクトにまとめられています。

この本の使用シーンとしては、難関大学を志望する高校2年生が本格的な受験勉強に取り組む前に一通り問題に取り組んで演習量を確保するのがおすすめであると思われます。

英語長文問題精講 新装版

上で紹介した「英文標準問題精講」の長文問題バージョンです。同シリーズということもあり、同じように「名文」が好んで収録されており、その内容に関する設問に回答していくことになります。

文章自体は、早慶の入試問題で出題されるような超長文というわけではないですが、硬派な文章が好んで採用されているためすんなりとはいかないかもしれません。

設問の内容自体は、語彙や文法問題の比率が高いですが、英文和訳の問題はかなり解釈が難しい箇所に下線が引かれており、前後の文脈や部分章全体の趣旨を正しく理解できていないと適切な回答が作成できないような出題内容になっています。

東大・京大のような最難関大学を目指す受験生は取り組んでみるのも一つの選択肢と言えるでしょう。

また、本書で掲載されている英文は、「出題校」欄で複数の大学が記載されていることも特徴です。
グローバル化以前の日本社会では英文に触れる絶対量も今と比べると小さかったことが予想されるため、このような「名文」的な英文が多くの大学で大学入試問題の題材として使われていたのでしょう。
今でこそ、時事ネタや科学領域の出題も増えていますが、「名著」は不変です。英語が好きな方は是非手に取ってみてください。

【まとめ】おすすめの参考書・問題集でひたすら演習し、英文読解力をつけよう!

いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、英文解釈・長文読解の勉強におすすめの参考書・問題集を紹介しました。

よく受験勉強では、あれこれ手を付けるよりも、一冊の参考書を完璧にする方がよいと言われることがありますが、英語に至っては半分正しく、半分誤りです。復習はもちろん重要ですが、初見の英文の文章構造を把握できる力は、より多くの問題演習に取り組まないと養うことができません。是非、この記事で紹介された本に、時間の許す限り取り組んでみてください。

株式会社三和商店は、繊維・アパレル業に特化した総合繊維系商社です。
学生服などのスクール用品は栃木県全域で販売のお手伝いをしておりますので、ご興味いただけましたらお気軽に問い合わせ欄からご連絡いただけますと幸いです。

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