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【教科別】 大学入学共通テストとセンター試験の違いを解説します

2021年より大学入試センター試験に代わり実施されるようになったのが「大学入学共通テスト」。
その問題数や問題内容は変更されているのか、難易度は上がっているのか疑問に思う方もいると思います。
この記事では、大学入学共通テストとセンター試験の違いについて、教科別に解説します。

目次
そもそも何故共通テストが導入されたのか
共通テストとセンター試験で違いは?
【教科ごと】共通テストとセンター試験において違いはあるの?
【まとめ】共通テストの対策を正しく行いましょう

そもそも何故共通テストが導入されたのか


センター試験は1990年から2020年までの30年間行われ、その後2021年から共通テストへと切り替わりました。
変更の理由はセンター試験で図っていた「知識・技能」だけでなく、「思考力・判断力・表現力」を測定するためです。
従来のセンター試験は、知識や一定の技能があれば解ける問題でした。変動が激しいこれからの社会において重要視される思考力や判断力が発揮できるかどうかも測定するために、知識や技能だけでなく思考力や判断力を問う問題も出す共通テストが実施されるようになったのです。

共通テストとセンター試験で違いは?


それでは、実際に共通テストとセンター試験においての変更点を以下でご紹介します。

1.難易度が変わった

結論から申し上げますと、年度によっても変動はありますが、共通テストの方がセンター試験に比べて難易度は高めです。
センター試験は暗記をしていれば解ける問題が多かったのですが、共通テストは知識をもとに思考力や判断力を使わなくては解けないものが多いため、生半可な暗記では太刀打ちできないでしょう。
とはいえ、共通テストにおいても、高校の学習指導要領に沿った試験問題が出題されるため、知識や技能を身に付け、対策をしっかり行えば着実に解けるでしょう。

2.試験時間が長くなった

上記でも述べたように、思考力や判断力、そして表現力を問う問題が多くなったため、共通テストにおいては試験時間がセンター試験よりも長く設定されています。
例えば、センター試験では60分だった数学に関する科目は70分になりました。
さらに、2025年度の共通テストからは、国語の試験が80分から90分に変更されます。共通テストは導入されたばかりのテストなので、これからも流動的に実施時間が変更される可能性も存在します。
難しいテストを長時間にわたって行うため、今までのテストと比較して集中力も必要となってくるでしょう。

3.科目数が増加する

2022年年度から始まった新学習指導要領では必修科目として、プログラミングやネットワーク、データベースなどを学習する「情報Ⅰ」が加わりました。
そして、2025年度の共通テストからは、この情報Ⅰも出題科目に加わります。そして、ほとんどの国立大学では、この情報Ⅰを含めた6教科7科目が必須となるのです。

【教科ごと】共通テストとセンター試験において違いはあるの?


ここからは教科ごとにそれぞれの内容の変更点について具体的に解説していきます。

1.国語

センター試験においては1つの大問につき、文章が1つ出題されていました。
しかし、共通テストにおいては、複数の文書を読んだうえでそれぞれの文章を比較検討する問題が出題されています。
文章内容も、センター試験においては大問1が評論、大問2が共通テストでは、論理的な文章や文学的な文章、そして実用的な文章に変更されています。
このため、より思考力や判断力が問われる問題になっています。

2.英語

英語は文系も理系も受ける科目ですので、最も受験生が多い科目です。そして、最も大きく変わった科目と言ってもよいでしょう。
英語はセンター試験においては、リーディングが200点、リスニングが50点だったのに対し。共通テストではリーディング・リスニングともに100点で、英語全体で200点満点となっています。
そのため、これまで以上にリスニングにも力を入れる必要があります。ただし、共通テストの利用に関しては、配点の比率を大学ごとに独自に設定できるため、大学によっては従来通りリーディングとリスニングの配点が4:1の大学もあります。そのため、受ける大学先ではどのように英語が評価されているのかを確認することが大事です。
さらに、リーディングに関しては、センター試験ではアクセントや文法問題が出題されていたのですが、共通テストにおいては長文のみが6題出題されています。文章量が大幅に増えたうえに試験時間の変更はないため、語彙力や速読力、そして読むべき情報を取捨選択する判断力も必要となってきます。

3.数学

数学は、時間が60分から70分に変更され、それに伴い問題量も増加しました。
センター試験においては、出題される数式を解いて答えを導き出すという出題形式が主となっていましたが、共通テストにおいては問題文を読み、そこから自ら数式を作り出すという思考力が試される問題が主体となりました。登場人物が会話をしながら議論をするタイプの問いも存在するため、数学の知識だけでなく、読解力や速読力も必要となってきます。
問題のレベル自体はセンター試験同様、基本的な知識を使えば解けるものが多いのですが、出題形式に慣れるまでは解くのを難しいでしょう。事前に共通テストの過去問や想定問題など、様々ンパターンの問題に触れて問題に慣れておくとよいでしょう。

4.日本史・地理・世界史

社会科目はセンターと同じく60分です。
そして、共通テストにおいては、知識に加えて会話内容の中にある情報を読み取らなければ解けない問題や、起こった出来事の原因や背景も知らなければ答えられない問題が多く出題されています。例えば歴史的な出来事であれば、その出来事が何故起こったのか、その結果何が起きたのかなど、背景知識も理解しておく必要があります。
単純な単語の暗記だけではなくて、その用語を多角的に理解しておきましょう。

5.物理

センター試験と共通テストにおいて、試験時間に変更はありません。
しかし、エレキギターの出力などの身近な現象について解く問題や、より難しい表・実験データの読み取りなどが出題されるようになりました。
とはいえ、基本的な知識をもとに対策を行えば解ける問題です。想定問題集や過去問を解いて、予め問題形式に慣れておくとよいでしょう。

6.化学

センター試験と共通テストにおいて、試験時間に変更はありません。
しかし、教科書には載っていない化合物や言葉などが出題されたり、理論や有機、そして無機が混ざったような問題が出題されるなど、全体を通して難易度が上がっています。
そのため、問題数に変更はないものの、時間内に解き終わることが難しくなっています。

7.生物

センター試験と共通テストにおいて、試験時間に変更はありません。
従来の設問においては、生物の知識を単純に問うのではなく、問題にある実験結果をもとに、生物知識をもって結論を出すという実験考察問題が増えています。
全体を通して問題文が増加し、考察問題など思考力を問う問題が増加しているので、会話形式の問題の対策が重要と言えるでしょう。

7.地学

センター試験と共通テストにおいて、試験時間に変更はありません。
共通テストにおいては、地学の知識をもとに、図の比較や解釈など、図表を読み取る問題が増えています。また、仮説を検証するための実験の組み立てのような探究活動を意識した問題もありました。そのため、地学の知識をつけたうえで想定問題集を解き、問題形式に慣れておくことが肝要です。

【まとめ】共通テストの対策を正しく行いましょう

いかがだったでしょうか。
この記事では、センター試験と共通テストの違いについて解説しました。
センター試験と比較して共通テストの方がより実践的で応用的な問題が増えましたが、基本的な知識が必要であることは変わりません。
無理に最初から想定問題の演習に力を入れるのではなく、まずは教科書の内容を正しく理解して知識を身に付けてから、実践的な問題演習を通して問題形式に慣れていきましょう。

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